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★「つ」の言霊は、流体の「つ」。露、汁、液です。古くは「血」も「つ」でした。そして、もうひとつの身体語の「爪・つめ」です。 液体の「つ」は「連なる」、「集う」に変化します。また「津」は一定の海域(水)の示す場所で、港として船の到着場になり、「津」のつく港町になります。 つまり、「つ」の言霊の人は、柔軟な思想で、たくさんの情報が集まる人間に育ちます。それらたくさんの情報をコーディネートして、他人の役に立つ意見や発想を与えてくれる存在になります。 しかし、言霊の裏の意味になると、爪でひっかく凶暴性に変化してしまいます。つきさす、つまむ、あつめる、といった動詞の「つ」からは、このように指先の行う動詞が生まれました。細かいところにとらわれずに大きな目標を立てると、すべて何か獲物をとることのできる人です。 ただし、人よりも細かいところでつい「かっとしてしまう」ところがあるので、それさえ気をつければ、情報通としてあらゆる分野で重宝がられる人になります。 また、裏のフィクサー的な存在になる人も多いのが、この「つ」の言霊の人です。
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