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★「ひ」の言霊は、太陽の「陽」「日」を表します。たとえば、「聖(ひじり)」というのは、「日知る」が語源です。太陽の動きを知ることは暦を知ることです。 つまり、太陽系宇宙の法則を知って初めて「聖」になれるのです。「ひたすら」「ひたむき」という言葉も熱心にという意味を持ちます。これら「ひ」は反復される太陽の動きに向かいあう地球上の生き物の宿命ともいえる響きです。 陽と陰のようにこの世のすべてのものは二つの要素に分けられると考えると、「ひ」は、プラスの陽の響きを持っていることになります。このため「ひ」の言霊を持つ人は、他人を明るく、正しく照らし出す人といえます。 そして邪念を炙り出せる聖の人なのです。どんな時にも前向きで、暗闇を照らし出し、新しいものを生み出すパワーを秘めている人なのです。 とにかく、若い頃から他人の目に留まる存在です。そして「ひ」の言霊の人の前では、どんな人も自分の陰の部分を自覚させられます。 陰の部分というのは決してマイナスの悪い部分という意味ではありません。目に見えない精神性が高められるという意味です。そして、最終的に自分の能力を引き出してくれる存在の人なのです。 そんなことから、精神性の高い芸術家タイプの人間にはまさに女神のような存在で、そのようなアーティストを育てていく役割の人なのです。 もちろん、自らの精神性も高いのですが、一人でも生きていけそうな明るさを身につけているので、内面を理解されないことに、時にイラつきを覚えることもあります。
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