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知っておきたい・ことわざの意味(さ行)




【あ行のことわざ】
【か行のことわざ】
【さ行のことわざ】
【た行のことわざ】
【な行のことわざ】
【は行のことわざ】
【ま行のことわざ】
【や行〜わ行のことわざ】


-------【さ】-------

★先んずれば人を制す
相手より先に行動すれば、優位に立ち、相手を制することができる。

★酒は百薬の長
どのような薬よりも、酒は体に良いということ。百薬は数多くの薬。長は頭。

★猿も木から落ちる
その道の専門家でも、ときには失敗することもあるというたとえ。

★三顧の礼
目上の者が目下の者に対して礼を尽くし、ものを頼むこと。

★三十六計逃げるに如かず
不利な状況では、逃げるのが得策である。古代中国で使われた三十六の兵法から。

★山椒(さんしょう)は小粒でもぴりりと辛い
体が小さくても、すぐれた能力を持っているため、あなどれないことのたとえ。

★三人寄れば文殊(もんじゅ)の知恵
凡人でも三人集まって相談すれば、すばらしい考えが生まれるということ。


-------【し】-------

★獅子身中の虫
内部の者でありながら、同じ内部に災いをもたらす者。

★事実は小説よりも奇なり
現実に起こることは、作り話より変化に富み、面白いものだ。

★鎬(しのぎ)を削る
激しく争う。刀身を貫いて走る稜線が削れるほど激しく刀で切りあうことから。

★知らぬ顔の半兵衛
知っているくせに、何も知らないふりをして取り合わないこと

★釈迦に説法
その道を知り尽くしている人に、相手が熟知していることを教えようとすること。

★重箱の隅を楊枝でほじくる
取るに足らない小さなことまで、いちいち取り上げて文句を言うことのたとえ。

★正直者の頭(こうべ)に神宿る
正直者には、神の助けがあるということ。

★雌雄を決する
戦って勝敗を決めること。

★朱に交われば赤くなる
人は環境や仲間によって、よくも悪くも感化される。

★知らぬが仏
実情を知らなければ腹も立たず、仏のように穏やかでいられるということ。

★白羽の矢が立つ
多くの人の中から指名されて選ばれること。


-------【す】-------

★水魚の交わり
水と魚との切り離せない関係のように、親密で離れがたい関係のこと。

★酸いも甘いも噛み分ける
人生経験をつみ、人情の機微や世間の実情に通じているたとえ。

★好きこそ物の上手なれ
好きなことには熱心に打ち込めるため、早く上手になっていくもの。

★過ぎたるは猶及ばざるが如し
過剰な行動を戒める言葉。度を越すことは及ばないことと同様に良くない。

★雀の涙
非常に少ないもののたとえ。

★雀百まで踊り忘れず
雀が死ぬまで飛び跳ねるように、幼いころに身についた習慣は一生変わらない。


-------【せ】-------

★清濁(せいだく)併せ呑む
心が広く善悪とも受け入れる。度量が大きいことのたとえ。

★青天の霹靂へきれき)
思いかけず、突然起こる大事件。霹靂は急な雷鳴。青い空に突然雷が鳴る意。

★雪隠(せっちん)で饅頭(まんじゅう)
空腹を満たすのに場所は選ばないことのたとえ。こっそりといい思いをすること。

★背に腹はかえられぬ
重大なことを優先するため、小事の犠牲はやむを得ない。背中よりも腹を守るの意。

★栴檀(せんだん)は双葉(ふたば)より芳し
大成する人は、幼時からすぐれている。栴檀の木は発芽の頃から芳香を放つ意から。

★船頭(せんどう)多くして船山に上る
指図する人が多いと統率が取れず、物事が見当違いの方向に進んでしまうこと。


-------【そ】-------

★袖振り合うも他生の縁
道で見知らぬ人と袖が振れるのも、前世からの縁で生じる。

★備えあれば憂いなし
普段から備えていれば、いざというとき、少しも心配することはないという教え。






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