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【あ行】 ★一病息災 (いちびょうそくさい) 病気を一度もしたことがない丈夫な人よりも、ひとつくらい持病のある者のほうが健康に注意するから、かえって長生きするということ。 【類語】無病息災(むびょうそくさい) ★一顧傾城 (いっこけいせい) 絶世の美女のこと。 【説明】尾錠がちらりと見るだけで街中の男が熱中し、君子がおぼれて国が滅ぶ意から。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【か行】 ★佳人薄命 (かじんはくめい) 容姿が美しく生まれついた人は、とかく薄幸で短命だということ。美人は生まれつき不幸で短命だということ。 【類語】美人薄命(びじんはくめい) 【出典】蘇軾『薄命佳人』 ★眼光炯炯 (がんこうけいけい) 眼がきらきらと鋭く光り輝くさま。 【説明】「炯炯」は、眼光の鋭い様子を表し、観察力や眼識がすぐれていることを言う。 【類語】双眸炯炯(そうぼうけいけい) ★傾城傾国 (けいせいけいこく) 絶世の美人のこと 【説明】美人は君主をはじめ人々を惑わし、国や城を傾けて滅ぼす意から。 【類語】一顧傾城(いっこけいせい) 【出典】『漢書』 ★五臓六腑 (ごぞうろっぷ) 内臓のこと。転じて、体の中すべて、心の中のこと。 【説明】東洋医学でいう五つの臓器と、六つのはらわたのこと。「五臓」は心、肺、脾、肝、腎、「六腑」大腸、小腸、胃、胆、膀胱、三焦をさすが、西洋医学の機能、分類とは必ずしも一致しない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【さ行】 ★才子多病 (さいしたびょう) 才知に長けた人は、とかく体が弱く、病気がちであるということ。 【類語】佳人薄命(かじんはくめい) ★才色兼備 (さいしょくけんび) 女性が、すぐれた才能と美しい容貌の両方をもっいること。 【説明】「才」は才知、「色」は顔かたちのこと。 ★四百四病 (しひゃくしびょう) 人間がかかるすべての病気。 【説明】人体を構成する地、水、火、風の四つの元素の不調により、それぞれ百一の病気を生じるとされ、あわせて四百四となる。 ★身体髪膚 (しんたいはっぷ) 人間の体全体、全身のこと。 【説明】体と髪の毛、肌の意から。 【出典】『孝経』 ★頭寒足熱 (ずかんそくねつ) 頭部を冷やし、足部を暖かくすること。 【説明】昔から健康に良いとされる方法のひとつ。 【類語】頭寒足暖(ずかんそくだん) ★臍下丹田 (せいかたんでん) へその少し下のあたり。 【説明】東洋医学で、集中して気を集めると「健康に良く、元気や勇気がわいてくる」とされている場所。「臍」はへその意。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【は行】 ★眉目秀麗 (びもくしゅうれい) 容貌がすぐれて美しいさま。 【説明】とくに男性の容貌について用いる。 【類語】容姿端麗(ようしたんれい) ★弊衣破帽 (へいいはぼう) ぼろぼろの衣服と敗れた帽子。 【説明】とくに旧制高校の学生が好んで身につけたバンカラ風な格好をいう。 ★蓬頭垢面 (ほうとうこうめん) 髪が乱れた頭と垢まみれの顔。身だしなみに無頓着で、むさくるしいさま。 【説明】「蓬頭」は、蓬(よもぎ)のように乱れてぼさぼさの髪の意。「ほうとうくめん」とも読む。 【類語】蓬頭乱髪(ほうとうらんぱつ) 【出典】『魏書』 ★蜂目豺声 (ほうもくさいせい) 蜂のような目と山犬のような声の意から。凶悪な人相、悪人のたとえ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【ま行】 ★無病息災 (むびょうそくさい) 病気をせず、元気にいること。 【説明】「息」はとどめる、防ぐ意で、「息災」はもともと、仏の力によって災いから逃れる意。 ★明眸皓歯 (めいぼうこうし) 美人のたとえ。 【説明】美しく澄んだ目と、真っ白な歯の意。杜甫(とほ)が楊貴妃(ようきひ)の美しさを偲んで詩に用いた語。 【類語】朱唇皓歯(しゅしんこうし) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【や行】 ★薬石無効 (やくせきむこう) 薬や治療の効き目がないこと。手当てのかいなく死んでしまうこと。 【説明】「石」は石の鍼(はり)のこと。訓読では「薬石、効無し」と読む。 ★容姿端麗 (ようしたんれい) 顔や姿が整って美しいさま。 【類語】眉目秀麗(びもくしゅうれい) ★容貌魁偉 (ようぼうかいい) 顔や体つきが大きく、立派なさま。 【説明】「魁偉」は大きいの意。 |
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