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★花鳥諷詠 (かちょうふうえい) 自然や人間界の事情を、そのまま客観的に無心に詠む俳句理念。 【説明】高浜虚子が提唱したホトドキス派の基本理念。 ★花鳥風月 (かちょうふうげつ) 自然の美しい風景や風物。また、そのような美しい自然を鑑賞すること。自然を題材にして詩歌、絵画などをたしなむこと。 ★九夏三伏 (きゅうかさんぷく) 夏のうち、最も暑い時期。 【説明】「九夏」は夏の九十日間の意。「三伏」は初伏(夏至の後の第三庚の日)、中伏(初伏の十日後)、末伏(さらにその十日後)のこと。「きゅうかさんぶく」とも詠む。 ★五風十雨 (ごふうじゅうう) 気候が穏やかで順調なこと。世の中が平穏無事なことのたとえ。 【説明】五日にいちど風が吹き、十日にいちど雨が降る意で、農作物の生育に都合のよい気候のこと。 【類語】十風五雨(じゅうふうごう) 【出典】『論衝衡』 ★山紫水明 (さんしすいめい) 自然の風景が清らかで美しいこと。山は紫にかすみ、川は澄み切って清らかなさま。 ★春日遅遅 (しゅんじつちち) 春の日がのどかで、うららかなこと。春は日が長く、暮れるのが遅いこと。 【説明】「遅遅」は日の長いさま。ゆっくりと進むさま。 【出典】『詩経』 ★深山幽谷 (しんざんゆうこく) 人里離れた奥深い山々と、奥深く静かな谷間。人の気配が感じられない奥深く静かな大自然。 ★水天彷彿 (すいてんほうふつ) はるか沖合いの水と空との境界線が、はっきり見分けられないさま。 【説明】「彷彿」はぼんやりしてはっきりしないさまを言い、「髣髴」とも書く。 【出典】頼山陽『泊天草洋』 ★清風明月 (せいふうめいげつ) 清らかな風と、明るい月。美しく、静かですがすがしい夜のたとえ。また、風雅な遊びのたとえ。 【類語】清風朗月(せいふうろうげつ) 【出典】蘇軾『前赤壁賦』 ★断崖絶壁 (だんがいぜっぺき) 険しく切り立った崖。 【説明】「断崖」「絶壁」ともに険しい崖の意。 ★天変地異 (てんぺんちい) 自然界で起こる災害や、変わった出来事。 【説明】「天変」は日食、月食、雷などのこと。「地異」は地震、噴火、洪水などの意。 【類語】天変地変(てんぺんちへん) ★白砂青松 (はくしゃせいしょう) 白い砂浜と青々とした松。海辺の美しい景色の形容。 【説明】「白砂」と「白沙」とも書き、「はくさ」とも読む。 ★風光明媚 (ふうこうめいび) 自然の眺めが美しいこと。 【説明】「明媚」は清らかで明るく、美しい意。 ★柳暗花明 (りゅうあんかめい) 花や緑に満ちた、美しい春の景色の形容。 【説明】花柳界、色町の意でも用いる。 【類語】柳緑花紅(りゅうりょくかこう) 桃紅柳緑(とうこうりゅうりょく) |
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