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★一刻千金 (いっこくせんきん) わずかひとときが、千金にも値すること。大切な時や楽しい時間が過ぎやすいことを惜しんで言う言葉。 【説明】漢詩の一節、「春宵一刻値千金」から。 【出典】蘇軾『春夜詩』 ★一朝一夕 (いっちょういっせき) わずかな時間、短時間ということ。 【説明】一朝は一日、一夕は一夜の意。一日や、ひと晩の短い時間ということ。 ★烏兎怱怱 (うとそうそう) 月日がたつのが、あわただしく速いさま。 【説明】「烏兎」はカラスとウサギ。中国では太陽の中にカラスが、月の中にウサギの形があるとしたので、烏兎で太陽と月の意となる。「怱々」はあわただしいさま、「匆々」とも書く。 【類語】烏飛兎走(うひとそう) 兎走烏飛(とそううひ) ★嘉辰令月 (かしんれいげつ) 良い日と良い月。めでたい月日。 【説明】「嘉」「令」ともに良いの意。「辰」は日のこと。 ★古往今来 (こおうこんらい) 昔から今にいたるまで、古今。昔から。 ★時期尚早 (じきしょうそう) あることを実行するには、時がまだ早すぎること。機が熟していないこと。 【説明】「尚早」は、なお早いの意。 ★時節到来 (じせつとうらい) ちょうど良い時期、好機が訪れること。 ★十年一日 (じゅうねんいちじつ) 何年たっても同じ状態が続いて、変化や進歩がないこと。代わり映えがしないさま。 【説明】十年がまるで一日のようだという意で、「十年一日のごとし」という形で用いる。 【類語】旧態依然(きゅうたいいぜん) ★尽未来際 (じんみらいさい) 未来永劫、時間が続く限り。永遠の未来。 【説明】仏教語で、未来の果てのそのまた果て、時間が尽きるまでの意。誓願を立てるときなど、「永遠に」の意で用いる。 【類語】未来永劫(みらいえいごう) 【出典】『心地観経』 ★千載一隅 (せんさいいちぐう) 二度とやってこないような絶好の機会。 【説明】千年に一度偶然出会うの意。 【類語】千載一時(せんざいいちじ) 【出典】『文選』 ★千秋万歳 (せんしゅうばんざい) 千年万年。永遠。 【説明】長寿を祝う言葉。「万歳」は「ばんぜい」「まんざい」とも読む。 【類語】千秋万古(せんしゅうばんこ) ★造次顛沛 (ぞうじてんぱい) とっさの時。わずかな間。 【説明】「造」はにわかにの意で、「造次」はあわただしく、わずかな時間のこと。「顛沛」はひっくりかえる、つまずくの意。 【出典】『論語』 ★年年歳歳 (ねんねんさいさい) 毎年毎年。くる年もくる年も。 【出典】劉希夷『代悲白頭翁』 ★年百年中 (ねんびゃくねんじゅう) 一年中。いつも。常に。 ★百年河清 (ひゃくねんかせい) いくら待っても望みがかなわないこと。あてにならないものを、長い間待つこと。 【説明】「百年河清を待つ」の略で、黄色く濁った黄河の水が澄むのを待つ意から。 【出典】『春秋左氏伝』 ★未来永劫 (みらいえいごう) これから先の非常に長い間。永遠に。 【説明】仏教語で「永劫」は果てしなく長い無限の時間の意。 【類語】未来永久(みらいえいきゅう) ★来来世世 (らいらいせせ) 来世の来世。はるか遠い未来。 【説明】「来世」を重ねて意味を強調した語。「らいらいよよ」「らいらいせぜ」とも読む。 【類語】万劫末代(まんごうまつだい) 未来永劫(みらいえいごう) |
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