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お笑い芸人を代表に、お笑いに携わるような人を「色物(いろもの)」と呼ぶことがあります。それはどうしてでしょうか。
この言葉は寄席から生まれた言葉で、落語以外の芸をする人のことを指し、漫才、手品、曲芸などをする人です。
★「色物」の由来は複数あるようですが、もっとも一般的なものは、寄席にある番組表であります。落語家と講談師は「黒」で書かれているのに対して、それ以外の出演者は赤文字で書かれています。これが「色物」の由来のようです。
したがって、お笑いに携わる人でも落語家を「色物」とは呼びません。
赤文字で書いているので、「赤物」でもよいわけですが、「色」と表現するほうが多彩な芸を持っているイメージになり、芸の楽しさを表現するには「色」のほうがピッタリするはずです。
他にも「色物」の由来は、芸人の多くが落語家と比較して派手な衣装を着ていることもあり、鮮やかな色の服を指して「色物」と呼ぶようになったともいわれています。
色物芸はあくまでも落語の箸休め的な扱いをされることもありますが、色物の芸を楽しみに寄席に行く人も少なくありません。多彩な寄席の色は多くの人を楽しませているのです。
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