|
私たちが普段何気なく使っている言葉の中にも、色にまつわるものがあり、そのひとつが「紫外線」です。「紫の外にある線」と書きますが、この紫の外にある線とは何でしょうか。そもそもこの「紫」とは何者なのでしょうか。 光は電磁波と呼ばれるエネルギーの一種です。電磁波はその波長の違いから性質が異なっています。電磁波の中で380〜780mmの波長のものを色として感じることができ、これを「可視光線」と呼んでいます。 可視光線は波長の短い「紫」から始まり、「青」「緑」「黄色」「オレンジ」「赤」で終わっています。つまり、私たちは「紫」から「赤」の範囲のものを見ているといえます。 「紫外線」とは、この「紫」よりも波長の短いもので、私たちの目で見えない電磁波なのです。 この「紫外線」よりももっと波長の短いものには、X線などがあります。 「紫外線」のいう「紫」とは、可視光線の最短波長である「紫」を指し、外とは「可視光線(可視範囲)」の外といえます。 また、紫外線は「UV」といわれますが、これは英語の「ultraviolet」の略であり、「紫を超えた」という意味です。 「紫外線」と似たものに「赤外線」がありますが、「赤外線」とは「可視光線」の最長波長にある「赤」の外にある電磁波のことです。 |
||||
Copyright (C)2015. 誰もが不思議に思う素朴な疑問All rights reserved. |