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★ 白黒サッカーボールは日本発 球技で使われているボールは色とりどり。そこにはさまざまな理由があったようです。 サッカーボールは一時期、白い6角形と黒い5角形を組み合わせたパンダカラーのものが主流でした。実はこれ、日本のメーカーが土のグラウンド上で見やすいように、そしてより球形に近づけるようにと開発したものです。 これが1970年のメキシコW杯で公式球に採用され、白黒テレビのサッカー中継でも見やすいという副次的効果も相まって世界的に広まったのです。近年はカラフルでより球形に近いボールが増えています。 ★ 競技者も観戦者も見やすいほうが嬉しい ボールの色を決めるに当たり、「視認しやすさ」はとても重要です。たとえば、テニスボールは緑色のテニスコート上で目立つように白や黄色が選ばれたのです。 また、近年のバレーボール公式試合で使われているカラフルで模様の入ったボールには、ボールの回転が見やすいという特徴があります。これはラリーが続く見ごたえのある試合展開を狙っての採用です。 卓球の球は現在は白が主流ですが、一時期は観戦者が素早いラリーを追いやすいというようにという理由で、視認性の高いオレンジ色のものも使われました。見覚えのある方も多いのではないでしょうか。 硬式野球のボールは白地に赤い縫い目がついたものが使われていますが、これは投球技術の進歩によってさまざまな変化球が生まれたから。 バッターから見て変化がわかりやすいようについているのです。 |
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