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私たちが手紙を投函する郵便ポストは赤い色をしていますが、これはどうしてなのでしょうか。 実は郵便ポストの色は、世界各国で違っており、アメリカは「青」、イギリスは「赤」、フランスやドイツなどヨーロッパでは「黄色」が主流、そして中国では「深緑」の色をしています。 日本のポストが赤くなったのにも理由があります。日本で郵便制度が始まったのは明治4年。当時のポストは木製の箱だったようです。翌年、郵便局の普及とともにたくさんのポストが必要になってくると、木を黒く塗った細長いポストが登場しました。 ところが、このポストはとても不評で、黒い「郵便箱」の「便」という文字を見て、トイレを思う人がいたり、「黒なので夜になると見えなくなる」と苦情が相次いだ。 そこで明治34年に、黒い郵便箱をやめ、目立つようにと赤い円柱型のポストが誕生したのです。 日本はイギリスから郵便制度を導入したため、このときポストの色もイギリスのものを参考にしたといわれています。「赤」は目立つ色でもあるので、ポストの場所を示すのに都合がよかったわけです。 |
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