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鉄道の場所を知らせる踏切ですが、この踏切にもおもしろい色の効果が隠されています。 踏切の遮断機は「黄色」と「黒」の縞模様で作られていますがどうしてなのでしょう。 実はこの「黄色」と「黒」の組み合わせが、もっとも視認性が高い色の組み合わせといわれています。視認性とは、遠くからの見えやすさを表したものです。 「赤」はいち早く目に飛び込んでくる目立つ色ですが、遠くから見えるという点では、「黄色」と「黒」の組み合わせのほうが勝っています。 踏切は危険を知らせるために遠くから見えなくては意味がありません。そのため、「黄色」と「黒」の組み合わせになっているのです。 なぜ、「黄色」と「黒」の組み合わせが遠くから見えるかというと、「黒」は後退色であり、「黄色」の進出色と組み合わさることで、色の前後差が大きくなるからです。 たとえば、子供用のレインコートに黄色が多いのも視認性を高利よしてのものです。レインコートを着る日は曇天であり、灰色の暗い背景の中に黄色のレインコートは浮き上がり、遠くからでもよく見えるのです。 |
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