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日本の特撮番組でなくてはならないのが戦隊シリーズです。色分けされたヒーローたちが、世界の平和を守るために悪の組織と毎週戦っていますが、1975年に「秘密戦隊ゴレンジャー」が放映されてから現在まで、子供たちの心をつかみ、なくてはならない存在になっています。 このヒーローたちは5人で一組が基本で、シリーズによって3人だったり、後から追加メンバーが入って7人になったりしますが、面白いことに、シリーズを通してリーダーの色は「赤」に決まっているのです。 視聴者の多様化が著しい現在でも、「赤」のヒーローがリーダーであり続けているのは、不思議ではないですか。 戦後ヒーローにおける「赤」は、色彩心理でいう「赤」の「行動力があり、正義感も人一倍強い」というイメージと重なる設定が多いです。 なぜ、リーダーに「赤」が選ばれたかというと、「秘密戦隊ゴレンジャー」の企画段階で、製作者側が子供たちに好きな色をアンケート調査したことにあり、そのアンケート調査の結果、「赤」が一番人気だったということです。 そして、「赤」は、リーダーの色になり、子供たちは「赤」が好きになるという好循環が生まれ、その結果、「赤」がリーダーのカラーとして定着してしまったということです。 また、戦隊ヒーローの色として、「赤」以外にも忘れてはいけない色があります。実は「青」も、必ず採用されている色です。「クール、頭脳明晰、力持ち」など性格の設定は毎回異なりますが、「赤」を補完する「青」は、戦隊ヒーローになくなはならない色となっています。 |
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