空念仏(そらねんぶつ)
実体のともなわない空虚なことばを繰り返すという意味です。信心のない、うわの空の念仏を「空念仏」といったことからきています。
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他力本願
いまでは、人まかせで消極的な意味に使われていますが、本来は広大な弥陀の本願を他力といいました。
それにまかせきるには、積極的な信仰心がなければかなわない、とされています。
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大袈裟(おおげさ)
鎌倉時代、栄西をはじめとする禅僧たちは、大きな袈裟をかけ、大きな衣の袖をひるがえして、京の町を歩きました。
袈裟が大きいばかりでなく、彼らのもののいい方も大きく、「一塵をあぐれば天下おさまり、一花ひらけば、世界おこる」といった具合だったようです。
ここから、生まれたことばが「大袈裟」ということです。
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精進(しょうじん)
仏道に精励することを「精進」といいましたが、後に身を清め飲食行動を慎む意味になり、さらには「精進料理」「精進揚げ」というように、菜食のことをいうようになりました。
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普請(ふしん)
家を建てることを「普請」といいますが、実は、これは禅宗からきたことばです。
禅宗では、坐禅だけでなく、働くことも修業となっていて、修行僧を集めて働かせることを「普請」といったのです。
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