TOP >ことわざ・故事の語源や由来を知ろう>青天の霹靂(へきれき) | |||||||||||||||
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「青天の霹靂(へきれき)」とは、まったく予想していなかったことが、突然やってきたり、起こったりするようなときに使われます。 楽しい旅行の最中に思いがけない事故が起こったり、順調に出世コースを歩んでいたのに、思いがけず左遷されたようなときに、「晴天の霹靂だ」などといったりします。 この青天の霹靂の「青天」は雲ひとつない澄んだ青空、「霹靂」は突然雷が鳴ることを意味します。 青天の霹靂の由来は、中国南宋の詩人「陸放翁(りくほうおう)」が、病に伏せていた秋のある日、好きな酒を飲み、その酔った勢いに乗じて筆を走らせたところ、その筆に勢いがあったことを、彼の自作の詩の中で、「青天、霹靂を飛ばす」と表現したことによります。 同じような意味との諺としては、「藪から棒」とか「寝耳に水」などがありますが、「青天の霹靂」のほうが突然起こった大きな変化のときに使われるようです。 |
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