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漢字で「流石」と書いて「さすが」と読むには、なかなか無理のある読み方ですが、これは、次のような故事からきています。 中国の南北朝時代、西晋の国の孫楚(そんそ)という若者がいて、なかなか出世できなかったので、ある老人のところへ行ってグチをこぼしたようです。 その際に、「石に枕し流れに漱ぐ」というべきところを、誤って「漱石枕流(石に漱(くちすす)ぎ、流れに枕(まくら)す)」生活をすると言ってしまったのです。 老人が間違いを問うと「石に漱いで歯を洗い、流れに枕して耳を洗うためだ」と答えて言い逃れたしたときに、その屁理屈にあきれるよりも感心したという故事によります。 |
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