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『うそも方便』(うそもほうべん)は、一応社会的に「悪」であることも、使い方によっては「悪」ではなくなるといった意味です。 たとえば物事を平穏におさめる手段として、時にはうそも必要で、何でも正直なだけではダメです。 「正直者が馬鹿を見る」という言葉があるように、何でも正直に言っていたのでは逆に問題を荒立ててしまい、本当のことを言った人の立場が悪くなってしまうこともあり、時と場合によってはうそも必要なのである。 一応、うそをつくことが、社会的に是と思うときに使われますが、もっと積極的に、目的のためには手段を選ばないことをするときにも使われます。 「方便」ということばは、仏教からきたことばで、真の教えを導くための仮の手段のことを指します。 |
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