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「夜目(よめ)遠目(とおめ)笠の内」とは、夜の暗がりで見るとき、遠くから見るとき、笠の下からちらりと見えるとき、女性は一番美しく見えるものだという意味です。 これはたいていの女性というものは昼間より夜の灯りのほうが、近くで見るよりは遠くでぼんやり眺められるほうが美しく見え、まして笠のうちにある女性は少し見えるだけで実際よりずっと美しいものに仕立ててしまうものだということです。 ですから、女性の品定めをするときには、なるべく「夜目遠目笠の内」は避けたほうが良いという意味からきているものです。 |
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