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「笛吹けども踊らず」とは、人を躍らせようとしていくら笛を吹いても、誰も踊り出さないということから、人に何かをさせようと、いくら奮闘努力して働きかけても、誰も相手にしてくれないとか、あるいは相手がそれに応じてくれないという意味です。 ことばの由来は、「新約聖書」の「マタイ福音書」のなかに出ています。 このなかで、「笛吹けど踊らず、弔いの歌を歌えども悲しまず」とあります。 つまり、イエス・キリストは、当時の人びとを正しい信仰に導こうと、いろいろと頑張ったのに、誰も耳を貸そうとしなかったということです。 |
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