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「半畳(はんじょう)を入れる」とは、人をひやかしたり、やじったり、あるいは茶化したりすることです。 この「半畳」という言葉の語源についてはいろいろ諸説があるようですが、ひとつには、江戸時代の芝居小屋で敷く畳半分ほどの茣蓙(ござ)のことであったようです。 現在のような座席はなく、芝居小屋の座席はすべて土間でできていたため、芝居を見物するには、畳が半分ほどの大きさの茣蓙を敷いて、座布団代わりに座っていたのですが、役者の演技が気に入らないとヤジを飛ばし、この茣蓙を投げ入れたことから、「半畳を入れる」と言うようになったようです。 |
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