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馬耳東風とは、他人の意見や批評をまったく聞かないとか、あるいは他人の意見に意を払わず、聞き流してしまうことを意味します。 語源は、李白(りはく)の「王十二(おうじゅうに)寒夜独酌(かんやどくしゃく)懐(おもい)あり」という長詩のなかから出たものです。 この詩のなかで「世人はこれを聞きて皆頭(こうべ)を掉(ふ)り、東風の馬耳を射るがごとき有り」と詠んでいます。 つまり、「世の人はこれを聞くと皆頭をふって聞き入れない。まさに春風が馬の耳に吹きつけるようなものだ」と嘆いたことから生まれたものです。 |
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