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昆虫は光に向かって飛ぶ習性があるため、真夏の灯火を目指して飛んで来た虫が、火で焼け死ぬように、自分から進んで危険の中に身を投じ、災いをもたらす意味があります。 もとは、中国の故事からのようです。 梁の到漑(とうがい)は優秀な人でしたが、年をとってもうろくをしてしまいました。 そこで高祖は、到漑に「年をとると必ずもうろくをして、虫が火に飛び込んでしまうような失敗をするものだ。だからもう引退せよ」と書き送ったと『梁書(りょうしょ)』にあります。 これが転じて、現在のような意味になったようです。 |
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