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「たぬき寝入り」とは、都合の悪い話になると、いびきをかいて寝たふりをすることを指します。 タヌキは人間や他の動物に追い詰められたり、鉄砲の音がしたりすると、その場にゴロッと倒れて動かなくなることがあるそうです。 そこで仕留めたと思って傍へ行ってみるとタフキは影も形もない、そういうところから寝たふりをするという意味で「たぬき寝入り」の言葉ができたようです。 ただ、タヌキはキツネと並んで人をだます動物とされ、「たぬきおやじ」などの悪名にも用いられますが、実際は臆病な動物で、非常に驚いたり、恐怖にかられたりすると、そのショックで一時的に仮死状態に陥ってしまうということです。 これを人間が勝手に、寝たふりをしている、と解釈したわけですから、タヌキもとんだ災難です。 |
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