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「他山の石」とは、他人の誤った言動とか考え方であっても、自分の知徳を磨いたり反省の材料とすることができるというたとえであり、どんなつまらない人の行動でも、自分を磨く材料にできるという意味です。 これの出典は、中国の詩経の「鶴鳴篇」の中の「他山の石、以て玉を攻(みが)くべし」の句から生まれた言葉とされています。 この句の本来の意味は「よその山から出た石であっても、自分の玉をみがくための砥石となるので。玉はそれによって光を発し、器をなすように、小人といえども君子の修養のために役立ち、他人のつまらない言動も自分の知識を磨く助けとなる」というものです。 |
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