|
「蛇足」とは、余計なことをしてしまって、ことが台無しになってしまうという意味があり、物事がうまく行っている時に、調子に乗ってやたらに手を出すべきではないという教訓にもなっています。 語源としては、戦国時代、楚の国で祭りがあったとき、何人もが飲むほどは酒が不足するので、村人が相談して、「何人もが飲むには足りないが、一人で飲むには充分ある。そこで、地面に一番早く蛇の絵を描いた人のみ、その酒を飲む」ということで競争しました。 いちばん早く描きあげた人は得意になって、「蛇の足まで描けるぞ」と足を描いているうちに、他の人が蛇を描き上げたため、結局、酒は飲めなかったということです。 もともと蛇に足はないため、一番早く描いた人は、足を付け足したため、失格になったということです。 |
||||
Copyright (C)2015. ことば・ことわざ・故事の語源やルーツを探ろう All rights reserved. |