|
大器晩成とは、若い頃は不遇な時代が続いても、人生の最後には、これまでの努力が報われて大輪の花を咲かせることができるという意味です。 語源の由来は、中国の老子の「大方に隅なし、大器は晩成す」からきており、「大きな四角形は大きすぎて角が見えず、大きな器(うつわ)は出来上がっていないように見える」ということです。 「大器は晩成す」というのを言葉の通りに解釈すれば、「大きな器はすぐには完成しない」という意味となり、その「大きな器」は「器量の大きな人物」とも置き換えて考えることができ、ここから後代、「優れた能力の人物は、大成するまでに時間がかかる」というたとえに使われるようになったわけです。 |
||||
Copyright (C)2015. ことば・ことわざ・故事の語源やルーツを探ろう All rights reserved. |