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人間はいくつの歳になって、幼い時に身につけた習慣や若い時に覚えた道楽から抜けられないときには、「雀百まで踊り忘れず」といいます。 歳をとってもギャンブルが好きでやめられないようなときに多く使われます。 雀はその歩き方に特徴がある者で、両脚をそろえて、ぴょんぴょんと飛び歩く習性があります。この歩き方を「雀の小踊り」といい、これから「小踊りして喜ぶ」という言葉が生まれたようです。 さて、昔は「踊り」に通うことは、一般に、浮ついた所業と見られていて、この諺でいう「踊り」はこのことを意味したのだといいます。 ですから、使い方にしても、若い頃の道楽はなかなかやめられないもので、それが、ちょうどすずめが死ぬまで「小踊り」するのに似ているところから、この諺が生まれたのだとされています。 |
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