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知らぬ顔の半兵衛(しらぬかおのはんべえ)とは、何を言っても知らんふりを装って、物事に取り合わないことを意味します。 「知らぬ顔の半兵衛を決め込む」のような表現で使われます。 この半兵衛とは、竹中半兵衛のこととされ、織田信長が美濃攻略を行なう際の逸話や豊臣秀吉に仕え始めた頃の逸話などが存在します。 佐々成政が信長の意をうけ美濃の武将竹中半兵衛を調略するために接近した際、半兵衛の娘と仲良くなって彼女を介して半兵衛に話を持ちかけようとしたが、半兵衛はそれを見抜いており、あえて知らぬ顔を決め込んだ。 羽柴秀吉が半兵衛を伴なって出陣した際は、秀吉が全軍を退却せよと命じたにもかかわらず、半兵衛だけはこれに従おうとせず、半兵衛は自らの手勢1000人を陣地に残した。 秀吉は半兵衛の行いを責めるが半兵衛は知らぬ顔で平然と軍律違反をやってのけてしまったが、これが幸いして半兵衛の残した手勢が勝利に導く要因となったため秀吉は一転して半兵衛を称えたといわれています。 |
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