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「青田買い」とは、企業などが、卒業見込みの大学生や高校生の採用を、本来の新入社員採用期間よりも早く内定してしまうことを意味します。 「青田買い」という言葉の意味は、本来、稲が実っておらず青々とした田のうちから、農家へ現金を渡して収穫後の米の引渡しを約束することを指した言葉です。 つまり、農村経済が豊かでなかった昔、農家が現金収入を欲しがった弱みに付け込んで安く買い叩いたところから生まれた言葉なのです。 未収穫の青々とした田を「青田」というように、「青」は、若くてすべてに未熟であるという意味が含まれています。 そういう意味から転じて、優秀な人材を早期に確保する意味となったようです。 |
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