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神様と関わらなければ、天罰や災禍を受けることがないように、よけいなことに手を出したり、口をはさまないほうが良いという教えです。 これは「第三者的な態度で日常生活をすれば、周囲に波風が立つこともない」といった、消極的なニュアンスがあり、「見ざる、聞かざる、言わざる」という精神です。 このことばは、「御霊信仰(ごりょうしんこう)」からきており、不幸な死に方をした人の霊が、祟(たた)り、災いをもたらすという信仰で、またそれをなだめ、抑える神を祀(まつ)る信仰でもあります。 昔の人びとは、そういう神様の勘気に触れないようにしていたのです。 |
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