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いろいろ考えあぐねた結果、もはや決断するしか方法がない、思い切ってやってしまおう、というときに、「賽は投げられた」というふうに使われます。 今から約2千年前、ローマのジュリアス・シーザーがガリアに転戦していたとき、彼の名声を妬むポンペイウスが元老院と結託して彼の失脚を計画していた。 ポンペイウスは、シーザーをローマに呼び戻して討ち果たそうとしていたが、それを知ったシーザーは、意を決してルビコン川を渡ってローマに進軍したと伝えられています。 その当時、ルビコン川を武装して渡ることは法で禁じられていたため、これを犯すことは宣戦布告を意味したようです。 このときに発した言葉が「賽は投げられた」ということですが、これで、「もう、これで後には引けない、やるしかない」というようなときに使われるわけです。 |
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