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「権兵衛が種まきゃ烏がほじくる、三度に一度は追わずばなるまい」の歌とともに、滑稽な身振りの踊りがありますが、この歌の意味としては、人のした仕事を、あとから他の人が壊していき、無駄骨を折るたとえでもあります。 一説には、権兵衛は当地の武士の家に生まれたが父の遺言で身分を捨てて、農民となって荒地の開墾をはじめたそうです。 しかしもともと武士であった権兵衛には何もかもが初めてのことで、慣れない手つきで見よう見まねの百姓仕事をしていたため、種をまくそばからカラスに食べられてしまうほどで、近隣の農家の笑いものになっていた。 それでもあきらめず懸命に農業を続けた権兵衛は、やがて村一番の農家になっていたということです。 |
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