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芸は身を助けるとは、一芸を身につけておくと、いざというとき生計を助けることもあるということで、身につけたものは、それがなんであれ、いつかは自分の役に立つといった意味です。 このことばは、井原西鶴(いはらさいかく)の『置土産(おきみやげ)』のなかの「芸は身を助けて、糸による恋の歌」からきているようです。 江戸時代、世の中が安定してくると、庶民にまで芸事を習う余裕ができて、お遊びで習っていた稽古事が、まさかのときに役立ったのでしょう。 |
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