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「鶏のように小さいけれど頭に立つか、大きいけれども牛の尾になるか」、つまり「大きな団体や組織の中で歯車の一つとして生き残るか、あるいは、小さな団体や組織であっても独立してがんばるか」ということであり、古今東西の男のテーマであったようです。 語源は、中国の戦国時代、最大の大国であった秦に対して、弱小国は独立して抵抗するか、それとも従属して秦に組み入れらるかの選択をせまられ、いずれにしても国の存亡の大選択であったわけです。 このとき、蘇秦という遊説家が、弱小国を回って「それぞれの国が一致団結して秦に抵抗し、鶏口となるも牛後となるなかれ」と説得して成功したものであり、小国の国王の自尊心をうまくくすぐった弁舌であったということです。 |
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