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この言葉は、木から魚をとるという意味ですが、魚は水中にすむものですから、木に登って魚を探しても取ることはできにいということになります。 このことから、「方法や手段を誤っては、何かを得ようとしても得られないし、事も成就しない」とか「物事の一部分や細部に気を取られて全体を見失うことや、見当違いで実現不可能な望みを持つこと」などという意味に用いられます。 この言葉の語源としては、中国の戦国時代、思想家の孟子が、梁(りょう)の恵王に向かって向って言った言葉からきています。 王はいろんな国を武力をもって征服してこられたが、これまでのようなやり方では、木に縁りて魚を求めるようなものです、と諭したそうです。 |
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