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「お互いに腹のそこまで打ち明けて話せて理解しあえること」「親しく付き合うことのできる真の友情」という意味です。 柳宗元(りゅうそうげん)の「柳子厚墓誌銘」に韓愈が書いているもので、そのなかで、友情の厚さを詠んでおり、ほんとうの友情を尊び、軽薄な交友を憎んだのです。 韓愈は、似て非なる友情の本質を見極め、その信ずべからざることを永遠の名文で書き残していますが、おそらく、生涯に幾度となく出会った不遇時代に真の友情と然るべからざるものを区別する能力を身に付けたのであろう。 「柳子厚墓誌銘」の一節に、「人は困った時にこそ、真の友情が生まれる。 平穏に暮らしているときは、懐かしがり悦び合い、互いに譲り合い手を取り合い、肝胆を出して相示し、生きるも死ぬも背かないと言えばもっともらしいが、一旦髪の毛一筋ほどの利害関係が生じれば、知人ではないと言う顔で眼を背ける」と書いています。 |
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