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「いろいろな党が乱立しているが、どの党も同じ穴の狢で、考えているのは税金の無駄遣いをすることだけだ」などと、グルになって悪事を働くことを意味しています。 「同じ穴の狢(むじな)」は、一見関係がないように見えながらも、実は同類・仲間(多くは悪事を働く者)であることの喩えで、多くは悪人に対して使われています。 この「同じ穴の狢」は、「一つ穴の狢」などとも言われます。 どうして狢(穴熊の異名)が、悪人のたとえになったかといえば、昔から狢も狐も人を騙すずるい動物と思われてきました。そういう狢とか狐だのが、同じひとつの穴で何匹もすんでいるとしたら、同じ穴に住む者同士、一緒に悪巧みをしているに違いない、と思われたのです。 これから同じ悪いことをする仲間を同じ穴の狢と呼ぶようになった。 |
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