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「鬼の居ぬ間の洗濯」とは、こわい人やうるさい人がいない間に、くつろいで息抜きをすることのたとえで言われます。 江戸末期の十返舎一九が著した「草津老婦(うば)ケ餅」という本の中に「どこにおるやら、とんだやら、なしもつぶてもうっとりと、タスキはずして腰のばし、オニの来ぬ間に洗濯しようと、いうも如才のないゆえに・・・」というのが出ています。 「鬼」と「洗濯」とは、とくに関係はなく、「主人や監督する者など恐れはばかる人がいないときは、勤務時間中でも休息をして、のんびり私用の洗濯でもしよう」という軽い意味といわれています。 |
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