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「うんともすんともわいない」とは、ひっそりだまって返事がないときに使われます。 この言葉は、昔西洋から渡来したカルタの名称に起因しており、オランダの「ウンスンカルタ」の「ウン」「スン」であるともいわれています。 この「うんすんカルタ」が天正カルタの流行におされて消えてすたれたため、「うんともすんともいわなくなった」というのが、この言葉の発生の由来だということです。 また、一説では、うんともすんともの「うん」は承諾のほか、鼻息の音や唸り声を表す擬音語として用いられます。 「すん」は「うん」に語呂を合わせたもので、同じく鼻から出す音と考えられ、つまり、「うんともすんとも言わない」は、息さえ発しない意味から、一言も言わない意味となったものと考えられものです。 |
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