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人のやった失敗を繰り返すことを「二の舞を演じる」などといいます。 もともとの語源は奈良時代に行われていた、古い雅楽の中にある「安摩(あま)」という踊りから出ています。 この安摩の曲を舞った後に、笑面(わらいめん)をつけた男と、腫れたような病面(やまいめん)をつけた老婆の二人が登場して、わざと失敗しながら安摩の舞を真似て演じる滑稽な舞のことを「二の舞」といったことから、人と同じ失敗をもう一度繰り返すことをいうようになったということです。 ですから、本来の二の舞とは、人まねをして失敗するという意味で、同じ失敗を繰り返すというニュアンスとは若干違っていたようです。 |
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