|
なあなあとは、馴れ合いで、いい加減にことを済ませてしまうことをいいます。 なあなあの間柄と言えば、ごく親しい友人を指しますが、だいたいはあまり良い意味で使われることはありません。 会議などでも、ひと言も質疑が出ず、シャンシャンで終わったような場合にも、「あの会議はなあなあで終わったよ」とも使われます。 語源は歌舞伎用語からきているようです。 舞台で、よく役者がお互いに耳元に口を寄せて、ささやく場面があります。 実は役者は何もしゃべってなく、口を動かしているだけなのです。ただ話し終わった後に「なあなあ」というのがキマリのようです。 これが一般にも広がり、馴れ合って物事をすることを「なあなあでやる」というようになったそうです。 |
||||
Copyright (C)2015. ことば・ことわざ・故事の語源やルーツを探ろう All rights reserved. |