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田楽とは豆腐を串にさして味噌を塗って焼いた料理で、田楽豆腐、田楽焼き、味噌田楽などといわれています。 この言葉は、猿楽と合流して能楽のもとになった「田楽舞(でんがくまい)」から出たと言われています。 この田楽舞は、田植えの豊作を祈るため、田の神様を祭り、お百姓の労をねぎらい、励ますために行われたものです。 この田楽舞のなかに一本の棒に足を乗せる横木をつけて、それに乗って踊る舞があり、踊り子は下に必ず白袴をはいていてちょうど豆腐を串ざしにしたような形に見えるところから、この料理の名前が出たようです。 「田楽」は「おでん」とも言われますが、これは「田楽」の「田(でん)」の一字を取って、それに「御」をつけて「御田(おでん)」というそうです。 |
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