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「つんぼ桟敷」とは、関係者でありながら事情をよく知らされないで軽視されているときに使われます。 「つんぼ桟敷」の「つんぼ」とは、いうまでもなく耳の聞こえない聾唖者のことで、差別的な表現であるとする意見もありますが、この言葉は「つんぼ桟敷」でひとつの言葉となっており、問題はないのではないでしょうか。 ちなみに「桟敷(さじき)」とは、歌舞伎芝居から出たものとされており、相撲や歌舞伎などで、一段高く作られた客席のことです。 「つんぼ桟敷」とは役者のセリフが一番聞こえにくい席ということで、舞台から一番遠い場所にある安い客席のことです。 ですから、「つんぼ桟敷に置かれる」というと、事情が知らされない、仲間はずれ、カヤの外、つまはじきにされる、といったような意味になるようです。 |
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