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世の中の人間関係を見ると、まったく水と油の人がいたり、犬猿の仲ともいえ夫婦関係があったりしますが、こういう性格が合わない状態のことを「反りが合わない」と表現したりします。 つまり「反りが合わない」とは、互いの考えや性格が違うため、気心が合わなかったり、うまくやっていけないことを指します。 この言葉は刀剣用語からいわれたようです。 刀というのはまっすぐ一直線でできているものではなく、若干カーブしています。 そのカーブしている刀の峰の部分が「反り」といわれるところで、刀を納める鞘(さや)の部分も同じカーブでなければ、刀が鞘に納まりません。 それで、「反りが合わない」といえば、気心が合わない、性格が合わない、という意味に転用されるようになったとのことです。 |
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