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「白河夜舟」とは、何も気がつかないほどぐっすり眠ることや、熟睡していて何も気づかないことを意味します。 ある男が京都見物をしたときの話を、得意そうにしゃべっていたのを、聞いていた横の男が「では白河はどうだった?」と尋ねたのです。 すると、その男は、白河のことを「白川」という川の名前と思い込み、「いや、あの川は夜の舟で通っただけだからよくわからなかった」と答えたのです。 「白河」とは川の名称ではなく、京都の地名だったため、実際に行っていないことがばれてしまい、前後の話がまったくわからないほど熟睡していることをいうようになったようです。 また、ここから「いかにも知っているような顔をすること」の意味にも、この「白河夜舟」が使われています。 |
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