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「三助(さんすけ)」とは、風呂場でからだを流してくれる人のことをいいます。 この三助の語源も諸説あるようです。 ひとつには、銭湯で「釜焚き」、「湯加減の調整」、「台業務」の「三」つの役を「助」けた(兼務した)ことからこう呼ばれたという説であります。 このほか、浴場内で垢すりや髪すき等のサービスを提供する場合もあり、この役割が強調され「三助」=「浴場内での客へのサービス」というイメージが一般化されたというものです。 また「大言海」の説では、垢すり男に三助という名が多かったからで、飯炊き男を権助、田舎者を権兵衛、丁稚(でっち)を三太と呼ぶのと同じ例だと説明しているようです。 |
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