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「三下(さんした)」、「三一(さんぴん)」という言葉は、やくざの喧嘩などで「お前みたいな三一では話にならん」などと使われていますね。 三下とか三一は相手を見下げたときに使われるのですが、あまり上品な言葉とは言えません。 この言葉はもともと博打用語からきており、目の出そうもないものや、使い走りの下っ端をさして言うものです。 この語源は花札やサイコロでやる株という遊びからきており、この遊びは9の数字が最上位で数字が小さくなるほど最下位になるというものです。 ですから、三(さん)一(ぴん)すなわち四の数なら勝つ可能性があるが、三下になると、一か二の数になるわけですから、ほとんど勝ち目がありません。 そこからは少しは芽が出る可能性が残っているものを「三一奴」といい、どうにも芽がでそうもないものを「三下奴」というようになったようです。 |
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