|
ごまかすとは、だまして、表面を取り繕って自分に損がないようにすることを意味します。 ごまかすの語源には二通りの説があります。 一つは、祈祷の際に焚く「護摩(ごま)」に、「紛らかす」などということばの接尾語の「かす」が付いて、ごまかすになったという説です。 この説は、弘法大師の護摩の灰と偽り、ただの灰を売る詐欺があったため、その詐欺を「護摩の灰」、その行為を「ごまかす」といったことからとされます。 もうひとつは、「胡麻菓子(ごまかし)」を語源とする説。 見かけはゴマがついていて、いかにも美味しそうだけど、実は焼いて膨らませただけの菓子を「胡麻菓子」と呼んだそうです。 そこから転じて「だます」ことを「ごまかす」と言うようになったとも言われています。 |
||||
Copyright (C)2015. ことば・ことわざ・故事の語源やルーツを探ろう All rights reserved. |