|
懐石料理とは、茶席で出される簡単な料理のことです。 懐石とは、修行僧が空腹を一時的にしのぐために、懐へ入れていた小さな石を「温石(おんじゃく)」といったのがはじまりです。 茶道では、茶席の主人が、「簡単な料理で温石程度の足しにしかなりませんが・・・」 といって、出した料理が懐石といわれるものです。 ですから、懐石とは、簡単な料理とか質素な食事を意味します。 ただし、懐石の基本は、一汁三菜で、汁、向付け、椀盛、焼き物と、それに八寸(酒の肴)とされています。 ただ、現在の料理屋で出される懐石は、茶席に関係なく、品数も増し趣向も凝らされているのが普通です。 |
||||
Copyright (C)2015. ことば・ことわざ・故事の語源やルーツを探ろう All rights reserved. |