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「小田原評定(ひょうじょう)」とは、会議が長引くだけで、いっこうに決まらず結論が出ないことのたとえであります。 この語源は、神奈川県の小田原市に関係があります。 天正十八年、小田原城主の北条氏直が豊臣秀吉の軍勢に包囲されたとき、小田原城にたてこもった北条氏の軍勢は五万、片や秀吉勢は三十万という大差でしたが、小田原城内では降参するか、あくまで戦うかで議論が分かれ、結論の出ないまま百日もたってしまったといいます。 結局、小田原城は開城・降伏となりましたが、この歴史的エピソードから、いたずらに相談の長引くことを「小田原評定」というようになったわけです。 |
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