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現在では、水商売のお店に、ひとりもお客の来店がなかったときに、「お茶をひく」といいますが、もともとは娼妓(しょうぎ)のことばだったようです。 昔は、廓(くるわ)へ来たお客に出すお茶をひくのは、お客のつかない手の空いている妓の役目だったのです。そこで、売れ残ってしまうことを「お茶をひく」といったのです。 また、中国の伝説を起源とする説もあります。 中国の宮廷では、主君の夜のお相手を決めるのに、多くの妃たちがお茶を献じ、そして、主君の飲んだお茶を献じた妃意外は、せっかく出したお茶をひいて下がらねばならなかったということです。 |
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